HEAVY RAIN

さて。
2か月ぶりくらいの更新ですが。
2月はまるでゲームをしておらず、
それというのも現時点でもXBOXの調子が悪いからですが、
1月にFF13クリアしてから一回とまったのかな?
それから途中で止まったエンドオブエタニティ、
買って来て速攻飽きたMASS EFFECT。

2月はゲーム、CIVREVをひたすらやっていますね、廃人ですかね?
マルチはやれないですよ、
CIV4もそうですが、
今ONでやっている数少ない日本プレイヤー達は、
揃いも揃って凄過ぎて胸を借りることもできません。
けどREVに慣れ過ぎちゃったから、
CIV4に戻るのももう無理な気がしてきました…。
なんかこう、北米サーバ行って、適当にやってた方がよい気がしてきた…。

CIVは良いゲームですよ。
もうかなり経ちましたが、
ipodでもCIVが発売されました。
お値段も手ごろだし、個人的にDSより良い出来なので、
ぜひ入門にでもやってみると楽しいと思います。

さて、HEAVY RAIN、なんだかんだ買わなかったんですが、
去年から注目していました。そりゃ出たら買う気でいましたが、
仕事がねぇ…。こればっかりは。

今日、プレイ動画の触りだけ見たんですが、
「鬱でやってられない」程ではなさそうなんで、
こりゃもったいないと思って、今日買って来て、
今さっき「1プレイ分」クリアしたところです。
なんで、良いのか悪いのか分からないエンディングではありますが、
それのレビューでも書いてみます。

例によって例のごとく、ネタばれ含みそうなんで、ご注意。

まず面倒なところからバッサリ言っておきます、
サスペンスとしては素晴らしく、推理物としては幼稚です。
構成が推理物になっていないので、まぁそういう視点で見てはいけないのかもしれません。
映画と言えば映画なんですが、
ストーリーはあくまで「エッセンス」だと割り切って、期待してはいけません。
まぁだから良くあるハリウッドですよ、間違いなく。確かに洋ゲーです。

このゲームの最も洋ゲーらしいところ、それは相変わらずの「世界構成」にあります。
「雨」に比重を置いた、と言えば簡単に一言で済みますが、
全てが「雨」で片付いてもよいくらい、雨を中心に作っています。
屁理屈かもしれませんが、
「晴れ」や「曇り」も、雨の効果演出になっています。
洋ゲーらしいところ、それはある一点にひたすらこだわりまくって、
世界から人物、果ては物語も作られていく、という世界重視の作り方、といえるんじゃないでしょうか?
だから、肝は「それらをいかに演出するか」であって、
それがキャラであれストーリーであれ、全ては材料に過ぎないわけですね、
映画に顕著な作り方です。

さて、演出に関しては、上記の点から大絶賛です。
これをけなしたら、いけない。ここはすごく重要なところ。この企みは素直に褒めるところ。
これが出来ないから、チュンソフトは落ちていく一方なんだ、とも言えるところです。
428がいかに「渋谷を餌にしていたか」はやった人には良く分かると思います。
まだまだ出来たし東京に数年住んでれば、渋谷が全然出せていないことは分かると思います。
かまいたちが何で良かったのか、まだ分かってないですかね?

雨の効果が凄まじいのは何処でも触れると思うので、ここは割愛。
今更PS3の能力を褒めても…、というより、このレベルを堪能し、
「ある種の慣れ」が起こってしまうのは非常に危険。それほどに
映像を「魅せる」事に注力を注いでいます。

ストーリーについて、まぁ書いちゃいますけど。
「こんなゲームは無い」と良く絶賛されますが、
はっきり言っちゃえば、ADVの古い歴史の中、
「犯人はヤス」を越えるようなものはそうそう無いわけで、
これはまぁやったもの勝ちと言えばそれまでですが、
それでも家族愛や鬱、自身を疑い続ける、なんていうのはいくらでもありますし、
なにしろ日本のお家芸ですからね、ここらへんは。まるで驚きません。
というか、話そのものは80年代のハリウッド、ですからね、大したことはありません。

さて、
買う前は、かのブラピが主演の「セブン」のようなものを期待していたんですが、
それはストーリー面で期待していたのではなく、
あくまで「世界構築を含んだ演出」として期待していたので、これは充分に叶えられました。
これだけでもうおなかいっぱいです。
ホラー嫌いの私が、もっとグロくても良い、と思う程度には食傷気味でしたが。
痛い!痛い!って思わせるシーンは多々ありますが、
やっぱりあそこまで綺麗なグラになるとうるさいんでしょうね。
あと少し、「現実味が欠ける」とまで思ってしまうのは、
「不気味の谷」みたいなもんなんでしょうか?違うか。

ストーリーをおざなりにすると、何が問題かと言うと、
「あんまり先が気にならない」という問題が発生します。
ハリウッド映画を早送りで見ても問題ないのと一緒ですね。
ゲームはインタラクティブなので早送りできませんが。
そこまでひどいものではないし、
「プレイヤーを殺してもストーリーは継続する」とのことですから、
それはそれで気にはなるんですが。
天秤にかける程度には「そんなに気にならない」訳ですね…。
善人プレイしてきましたが、
ただでさえ鬱陶しいストーリーなのに悪人プレイは、なぁ…。

演出がすごいと言ってあんまり書いていませんが、
これは言葉で書けないですね、すみません。
「そんなにすごいのか!」っていうと、まぁ、どうだろう、
目が肥えてきているから「凄まじい感動」というのは無いですが、
単純に「映画って言ってもそん色ない」「プリレンダって言葉の形骸化」でしょうか。
もう、ムービーで取っている意味がない時代なんだ、と。
それだけは強く感じました。
和ゲーでは散々感じてきましたが、洋ゲーで感じたのは多分初めてなので、
そう、「映像美」とか言われているアサシンクリード2ですらそれほど思わなかったので、
これは凄い事だし、そして脅威でもあります。
けど、そういう映像も、演出のためにある、そういう作り方をしているから凄いんです。
カメラワークから何から間違っているFFに比べると、
もう感動するしかないんですよね、ああ、本場は違うんだな、って。

これは勝手な解釈だし、何の公証も無いですが、
動詞でオチをつける言語圏と、形容詞でオチをつける言語圏の違い、から来てるじゃないかなぁって。
日本が説明で脚色して行動で転ばすのに対して、
英語圏は何でそんな行動をとったのかを面白くしようとするんですよね。
どっちが良い悪いではなくて、
見せ方への論拠がかなり違ってるんじゃないかなぁって何となく思います。
あとはもう、銃社会かどうか、というところ、かなぁ。
このゲームの演出に関しては、
「ここはこうした方がよかったんじゃ?」という所があんまりありません。
なんせ、長編映画として出来あがっちゃってるんで、そこの批評はあんまり出来ないし。
ただ、凄い、としか。

ゲーム性。
インタラクティブ、というと、
日本では「Dの食卓」という黒歴史が思い浮かぶんですが、
それを踏襲したというか、技術の進歩に乗っかったというか、
「実写ドラマ」を「インタラクティブ」と履き違えたADVが数多く出ました。
ええ、ええ。いろいろ買いましたとも。3枚、4枚組もするような垂れ流しを。
このゲームは、ムービーじゃないので、「映画的場面」であっても、
大体介入できます。まぁ邪魔なだけですが。

といって、管巻いても仕方ないので簡単に言っちゃうと、
「サクラ大戦」なんですよね、これ。あとはよくあるアクション系ADV。
まるで違うと思うでしょうが、
古いゲーマーとしては、あれが一番近く感じます。
しかし選択肢が見づらい。最悪、画面外にあったりモノの影に入って読めなかったりする。
それで詰むことはないですが、ただでさえ焦るシステム、なんとか出来なかったのかと。
そのおかげで「自分の意思」は確かに入っていますけどね。
そりゃサクラのシステムだもの。感情移入できるさ。

あー声優は豪華です。そこで損なうものは一切ありません。完全に、です。
声優追っかけて買う人はいないでしょうが、
その映画的な在り方というか、価値を見出す人のほうが多いでしょうね、悪いけど。
子役に問題を感じなかったのは奇跡かもしれない。

で、心は軋んだのか?
…。
いやぁ…。ない、かなぁ…。
感情移入もした。微笑ましくも悲しくもあった。良かったとも救われたとも思った。
けど泣けないし、揺るぐこともなく、なんだろう、「ああ、そう…?」が多かったですね…。
いやぁ。どうだろう、自分に問題でもあるのかと思っちゃいましたよ…。
犯人分かったときも「いやまぁそれしかないだろし」とか思ったし、
あえてガキ時代の続きの場面になったときも、「うざい、やらすなよ…」とか思うわけで…。

まぁ、たぶん、自分が素直に感動しないのは、
明らかに他の人と違うと思われる点、水に対する恐怖、があるからですね。
溺死、っていうのは、本気で引きます。一番したくない死に方。本気で。
ガキ時分、散々溺れたっていうのもあるんですが、ね。
脚をしょっちゅう吊る水泳部員だったもんで。10回じゃ利かないんですよ、溺れた回数。
水が怖い水泳部員って、面白いでしょ?水はね、怖いんですよ。
昔、アビスって映画がありましたね?ええ、今流行の「アバター」監督のキャメロンの作品です。
狂気ですよ。すげぇ。怖いです。
ジョーズは大して怖くないですが、アビスだけは真面目に怖いですよ…。
ああ、昔、不思議の海のナディアって言うのがありましてね?ええ、アニメの。ま、書かなくても分かりますわな…。

多分、そのせいもあって、欝だとかなんだ言う前に、
嫌悪感が先にあったんだと思いますよ?多分、ね。
ジョンには同情します。本気で同情します。
ただし犯人には一片の抒情酌量の余地一切なく、100万回死刑ですよ。
どんな理由があろうと、です。しかもその理由も大した事なかった。無間地獄に落ちろ。
で、序盤、「イーサンが犯人かも?」という進行をします。それが真実かどうかはともかく、ね?
もうね。
それだけでやる気がしなくなるんですよ。操作したくない。
そこまで強い嫌悪感はなくても、
かなりの部分で「買ったんだからやるか」が心を占めていたりするんですな。

勧善懲悪ではないので、怒りの矛先もはっきりしない。
幕の引き方も、
私のエンディングでは非常に弱い。納得できず、複線回収もぜんぜん出来ていない。
それでも続きが気にならないのは、
そういう理由があるから、かもしれませんね。

ともかく、
ストレートに「溺死」を見せてくるゲームを買ったしまったのをやや後悔していたりもします。
良いゲームです。
多分。
演出に関しては、すでに「今年一番」であることは間違いないでしょう。
すごい作品でした。

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